こんにちは。
フクオです。
今日はワインの樽についてのお話です。
もともとはワインの貯蔵を目的として使用されていたのですが、現在ではワインの味わいを決める
大事な要素の一つになっています。
ひとえに樽といっても色々な種類があります。
大きさ(容量)、材質、焼き具合、産地etc...
それから、新樽なのか、1回は使用した樽かなどによってもニュアンスが変わってきます。
ここで代表的な3種類の樽をご紹介します。
フレンチオーク
フランス産のオーク材、 もっとも高価な樽。
ヨーロッパナラで造られることがほとんどですが、よりきめが細かいフユナラを使って造られることもあります。
他の産地のものよりも、しっかりと樽の香りをつけられます。
ピノ・ノワールやシャルドネにピッタリだそうです。
アメリカンオーク
ワインの熟成用にもちいられるのはホワイトオーク材です。
アメリカンオークの特徴はハーブやココナッツ、バニラ香が強いといわれています。
のでニューワールド系の果実味の強いワインに向いているそうでです。
ハンガリー 東欧産オーク
ハンガリーや東欧産のオーク材はフレンチオークに比べると安価で
ナッツ系の香りが強いと言われております。
フルボディのしっかりした骨格のワインに使う事が多いようです。
ちなみにフランスでもっとも一般的に使用される樽の大きさは
ブルゴーニュ地方で228リットル(ワイン304本分)
ボルドー地方で225リットル(ワイン300本分)となっております。
またボルドーバリックの強度は3種類あり
輸出用(樽の周りに金属が8重にまかれているもの)
輸送用(6重にまかれている。)
シャトー用(シャトーでの使い回し用)
があるそうです。
ドイツのモーゼル地区などでは樽の香りをつけたくないという事から
何度も洗ってアクを抜き、よいワインは新樽には絶対にいれないそうです。
どこの樽を使っているかなぁなど考えながらワインを味わうのもおもしろいかもしれませんね。